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レース鳩

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レース鳩って?

レース鳩(レースばと)は、競技鳩として飼育され、特定の距離を競争するために訓練された鳩のことを指します。レース鳩は、特定の地点から放たれると、帰巣本能により、速さと正確さを持ってその巣に帰ることができます。

レース鳩のレースって?

レース鳩の競技(ピジョンレース)は、鳩を特定の場所まで運び、最速で帰巣させることを目指します。レースコースは事前に設定され、参加する鳩は同じ日に放たれます。鳩たちは天候や風向きなどの環境要素を読み取り、最適な経路を選択して目的地に向かいます。レースの距離は数十キロメートルから数百キロメートルに及ぶことがあります。

ピジョンレースは、世界中で行われており、競技イベントやクラブが存在します。鳩の帰巣時間を計測し、最速の鳩を決定することで勝者が決まります。競技の人気は地域によって異なりますが、鳩の競技への情熱や興奮は多くの人々に共有されています。

レース鳩の価格

日本では、10,000円~50,000円くらいで取引されるのが普通のようです。しかし、2019年3月には、史上最高のレース鳩と呼び声の高い「アルマンド号」が、125万2000ユーロ(約1億5900万円)で中国人に落札され話題になりました。鳩レースはヨーロッパでは貴族のスポーツとして人気が高いですし、中国や台湾でも熱狂的な競技者がいます。

日本でも鳩レースは頻繁に行われていますが、日本の場合は賞金が出ない等の理由からそれほど大きく話題が取り上げられることはありません。

レース鳩と普通の鳩の違いは?

公園や駅でよく人の落とした食べ物をつついている鳩はカワラバト(ドバト)という種類です。レース鳩はもともとカワラバトを慣らしてでは、カワラバトを馴らして通信手段に使った伝書鳩に由来しています。数世紀にわたり、改良が行われ、帰巣本能と飛翔能力を飛躍的に向上させたものがレース鳩です。したがって、生物学的には、レース鳩は「ドバト」ということになります。

ときおり、公園でもレースから外れた(疲れた)鳩がドバトと混ざって餌をつついているのが見られます。レース鳩はドバトよりも体型がスリムで足には脚環をつけています。

ちなみに、ケガなどでレース鳩を保護したら脚環に連絡先がついているので所有者に連絡すると良いというように、「日本鳩レース協会」に記載があります。しかし、所有者によっては「そのまま放してください」という返答も多いようです。

レースから離脱してしまっても、それはそれで鳩としては幸せなのかなとも思ったり、鳩も人生を選ぶ権利とタイミングはあるのかもな、と思ったりもします・・・。

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この記事を書いた人

鳥大好き悩み多き理系主婦です。
鳥のこと多めに、日々の想いをつづっていきます。

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