専門家から言わせると「カラス」という鳥は存在しないそうです。
私たちが「カラス」と呼んでいる鳥は正確には「ハジブトガラス」と「ハシボソガラス」の2種類が存在しています。
目次
ハシブトガラス
ハシブトガラスの外見(ハシボソガラスと比べた時)
・口ばしが太い
・おでこが直角に盛り上がっている
・体はわずかに大きい
そのほかの違いとしては、「カァ、カァ」と濁りのない音で鳴く。都会でよく見られるなどという特徴があります。
ハシボソガラス
ハシボソガラスの外見(ハシブトガラスと比べた時)
・口ばしが細い
・おでこが平ら
・体はわずかに小さい
ハシボソガラスの鳴き声は「ガァー、ガァー」と濁った声で鳴き、比較的自然の多い場所で見られます。
2種類のカラス
この2種類のカラスは、確かに違う種類ではありますが、特に同種とともに群れを作るわけではありません。都会で見られるカラスの集団をよく観察してみると、2種類がお構いなしに集まっているのが見られます。
ゴミを漁ったり、糞害だったり、何かと問題もあるカラスですが、大変頭もよいです。
信号待ちの自動車のタイヤ前にクルミをおいて、確実にクルミを車に轢かせて割ることは有名です。また、駐車中の車のボンネットに電線の上からひたすら石を落としているカラスも観たことがあります。これは遊びの一環かもしれませんし、何か嫌なことをされた腹いせかもしれません。
確かに人間から見たら困った行動を起こすカラスですが、個々を観察すると実に面白いです。
まずは、身近にいるカラスが「ハシブトガラス」なのか「ハシボソガラス」なのかよく観察してみてください。
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